
昨日は妻と、昼頃から出かけ、ダイヤモンドシティソレイユ前にある「キリンプラザ」(キリンギャラリー)へ。昨日は、キリンによる食文化研究の催し「中世グルートビール味覚評価会」の日だったのです(キリンWebから申込→抽選)。

「8倍の競争率」(キリンスタッフ談)の中から運良く集うこととなった、私と妻を含む20組は、2階で挨拶を聞いた後、中世グルートビールについての説明を受けました。
約5,000年前に人類の記録にビールが登場し、現代のビールとなるまでの過程。13世紀以降、現在の一般的な「ホップを使ったビール」が現れて一般的になる前に、中世ヨーロッパでは、様々なハーブ(香草)を混合ブレンドしたものをビールに加え、香り付け等を行っていたといいます。「グルート」とは、この様々なハーブを混合したものであり、これを使って作られたものが、「グルートビール」です。
何を隠そう、実は私は「ビール好き」であると同時に、「中世ヨーロッパ好き」でもあり、グルートビールについては以前から知っていましたが、飲んだことなんてあるわけがなく、この貴重な機会に思わず応募した次第。
キリンでは『「ビール5000年の旅」探求プロジェクト』というものをやっていて、第1弾「古代エジプトビール」の時には、古代ビールの再現というのをやっていました。昨年、結婚準備等で忙しく、応募そのものができなかったので、今年、こうして参加できたことが嬉しいですねw
さて、説明を受け、資料ビデオを観せてもらった後は、キリンプラザ1階で、テーマに沿った展示品を見ながら、まずグルートビールを1杯試飲。初めて飲むグルートビールの第一印象は、まずは「ハーブ香」。複数のハーブによる独特の香りが来て、その中にワインを思わせるような、どこかフルーティーともいえる香りが隠れているような。炭酸はとても少なく、口の中には甘味が広がり、爽やかな酸味もまた感じられました。苦味はあまり無く、ノド越しの後に口の中に僅かに残る程度の苦味のみ。アルコール度数は8%と高く、充実した飲み応えとして感じました。
ハーブの香りは、ここ数年、毎年 冬には買って飲んでいる「グリューワイン」(シナモン等のハーブ入りの暖めて飲むワイン)ととてもよく似ていました。香りは、第一印象的にはワイン的とも思いましたが、フルーティーさは「ヴァイツェン」のような小麦使用ビールのもつ、いわゆる「バナナ香」の薄いヤツのようにも感じました。そして高アルコールのコクと飲み応え感……結構うまい(泣)
味の雰囲気的には、ベルギー産「シメイ」(ブルー?)辺りに近い印象を受けたりもしました。
この後、再び2階に上ってからは、さらにグルートビールの試飲と、(飲み比べ用に)キリンラガーと一番搾りの試飲。そして……「中世ヨーロッパの農民が食べていたという食事」を再現した料理を頂きながら、いろいろな説明を聞きました。

さて、頂いた食事は、「パン」と「チーズ」と「具の無い簡単スープ」(酸味とトロみのある、パン粉のスープ)、そして「ブッフ・ブルギニョン」(パサパサ感のある豚肉の煮物)。キリンのスタッフ曰く、(現代人の味覚を考慮して)「シェフが美味しく作り過ぎたかも」(笑)という料理でしたが、グルートビールにはよく合いました。
珍しく、貴重なビールと食べ物をいただき、やがて味覚評価会は終了しました。説明によると、試飲させていただいたグルービールの製造には非常にコストがかかっており、そのコストを計算して値段をつけるとすれば、中瓶1本(500ml)で…
…な、な、なんと80,000円くらいだそうですw
現代のビール(例:キリンラガー)に比べると、同じ量を製造するにしても、比べ物にならないくらいの多量の原料を使用するらしいですし、そもそも、製法の研究から、製造に用いる器具の復元(なんと、道具までほぼ復元です!)まで、それはそれはコストはかかっていることでしょう。
こんな貴重なものを味わう機会に恵まれた幸運に、ほんとに感謝したいです。キリンのビール文化に対する探求は敬意を表するに値しますね。来年もこのような味覚評価会が開催されるかどうかは判りませんが、是非また参加したいものです。
ちなみに、この会の内容については、私が運営している「ファンタジーや中世ヨーロッパに関する(RPG向けの)資料サイト」である「Dragon's Lair」の中の「中世ヨーロッパとファンタジー世界の「食」」の記事として、ビール製造器具の写真などと一緒に追加しようかなと考えております。
もし、興味をお持ちの方、こちらへもどうぞ(実は私、こちらのサイトの方がメインサイトだったりしますがw)。
サイト名:Dragon's Lair
コーナー名:『Dragon's Lair内「中世ヨーロッパファンタジー世界の「食」』
○関連記事
2006年 1月30日ブログ記事
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「8倍の競争率」(キリンスタッフ談)の中から運良く集うこととなった、私と妻を含む20組は、2階で挨拶を聞いた後、中世グルートビールについての説明を受けました。
約5,000年前に人類の記録にビールが登場し、現代のビールとなるまでの過程。13世紀以降、現在の一般的な「ホップを使ったビール」が現れて一般的になる前に、中世ヨーロッパでは、様々なハーブ(香草)を混合ブレンドしたものをビールに加え、香り付け等を行っていたといいます。「グルート」とは、この様々なハーブを混合したものであり、これを使って作られたものが、「グルートビール」です。
何を隠そう、実は私は「ビール好き」であると同時に、「中世ヨーロッパ好き」でもあり、グルートビールについては以前から知っていましたが、飲んだことなんてあるわけがなく、この貴重な機会に思わず応募した次第。
キリンでは『「ビール5000年の旅」探求プロジェクト』というものをやっていて、第1弾「古代エジプトビール」の時には、古代ビールの再現というのをやっていました。昨年、結婚準備等で忙しく、応募そのものができなかったので、今年、こうして参加できたことが嬉しいですねw
さて、説明を受け、資料ビデオを観せてもらった後は、キリンプラザ1階で、テーマに沿った展示品を見ながら、まずグルートビールを1杯試飲。初めて飲むグルートビールの第一印象は、まずは「ハーブ香」。複数のハーブによる独特の香りが来て、その中にワインを思わせるような、どこかフルーティーともいえる香りが隠れているような。炭酸はとても少なく、口の中には甘味が広がり、爽やかな酸味もまた感じられました。苦味はあまり無く、ノド越しの後に口の中に僅かに残る程度の苦味のみ。アルコール度数は8%と高く、充実した飲み応えとして感じました。
ハーブの香りは、ここ数年、毎年 冬には買って飲んでいる「グリューワイン」(シナモン等のハーブ入りの暖めて飲むワイン)ととてもよく似ていました。香りは、第一印象的にはワイン的とも思いましたが、フルーティーさは「ヴァイツェン」のような小麦使用ビールのもつ、いわゆる「バナナ香」の薄いヤツのようにも感じました。そして高アルコールのコクと飲み応え感……結構うまい(泣)
味の雰囲気的には、ベルギー産「シメイ」(ブルー?)辺りに近い印象を受けたりもしました。
この後、再び2階に上ってからは、さらにグルートビールの試飲と、(飲み比べ用に)キリンラガーと一番搾りの試飲。そして……「中世ヨーロッパの農民が食べていたという食事」を再現した料理を頂きながら、いろいろな説明を聞きました。

さて、頂いた食事は、「パン」と「チーズ」と「具の無い簡単スープ」(酸味とトロみのある、パン粉のスープ)、そして「ブッフ・ブルギニョン」(パサパサ感のある豚肉の煮物)。キリンのスタッフ曰く、(現代人の味覚を考慮して)「シェフが美味しく作り過ぎたかも」(笑)という料理でしたが、グルートビールにはよく合いました。
珍しく、貴重なビールと食べ物をいただき、やがて味覚評価会は終了しました。説明によると、試飲させていただいたグルービールの製造には非常にコストがかかっており、そのコストを計算して値段をつけるとすれば、中瓶1本(500ml)で…
…な、な、なんと80,000円くらいだそうですw
現代のビール(例:キリンラガー)に比べると、同じ量を製造するにしても、比べ物にならないくらいの多量の原料を使用するらしいですし、そもそも、製法の研究から、製造に用いる器具の復元(なんと、道具までほぼ復元です!)まで、それはそれはコストはかかっていることでしょう。
こんな貴重なものを味わう機会に恵まれた幸運に、ほんとに感謝したいです。キリンのビール文化に対する探求は敬意を表するに値しますね。来年もこのような味覚評価会が開催されるかどうかは判りませんが、是非また参加したいものです。
ちなみに、この会の内容については、私が運営している「ファンタジーや中世ヨーロッパに関する(RPG向けの)資料サイト」である「Dragon's Lair」の中の「中世ヨーロッパとファンタジー世界の「食」」の記事として、ビール製造器具の写真などと一緒に追加しようかなと考えております。
もし、興味をお持ちの方、こちらへもどうぞ(実は私、こちらのサイトの方がメインサイトだったりしますがw)。
サイト名:Dragon's Lair
コーナー名:『Dragon's Lair内「中世ヨーロッパファンタジー世界の「食」』
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この記事へのコメント
そんな昔のビールを再現してそして試飲出来るなんて、ラッキーでしたね。私も機会が会ったら試飲したいものです。
それはそうと、広島でグリュ―ワイン売っているんですか??凄い。日本では色んな物が簡単に手に入るんですね~…アッパレ!!私も冬になったら必ずグリューワイン飲んでますよ~。
それはそうと、広島でグリュ―ワイン売っているんですか??凄い。日本では色んな物が簡単に手に入るんですね~…アッパレ!!私も冬になったら必ずグリューワイン飲んでますよ~。
キリンビールでそんな催しがあるなんて知りませんでしたぁ・・・・・・。
ハーブ香がしっかりと感じられますかぁ・・・・・・。
想像するだに飲んでみたぁ~いビールですねぇ・・・・・・。
うらやましいです。
ハーブ香がしっかりと感じられますかぁ・・・・・・。
想像するだに飲んでみたぁ~いビールですねぇ・・・・・・。
うらやましいです。
おはようございます
この催しは、キリンのwebサイトで告知してはいるものの、トップページにも載っておらず、とてもマイナーなイベントではあります
でもとても知的好奇心&ビール好奇心を刺激してくれるイベントですよ
私は2年越しでようやく参加することができました
来年?も別のテーマで開催されるようですよ
次回こそは是非是非^^
この催しは、キリンのwebサイトで告知してはいるものの、トップページにも載っておらず、とてもマイナーなイベントではあります
でもとても知的好奇心&ビール好奇心を刺激してくれるイベントですよ
私は2年越しでようやく参加することができました
来年?も別のテーマで開催されるようですよ
次回こそは是非是非^^
2006/11/13 (月) 08:01:45 | URL | Water Dragon #-[ 編集]
おはようございますー
グリューワイン、どこの酒屋さんでもあるってわけじゃないようですが、ちょっとこだわりが有るっぽいお店には置いてるとこもあるみたいです
私がよく利用する店は、数年前から扱ってくれてるので、冬には購入しています。
寒い夜にはグリューワインいいですよねー^^
グリューワイン、どこの酒屋さんでもあるってわけじゃないようですが、ちょっとこだわりが有るっぽいお店には置いてるとこもあるみたいです
私がよく利用する店は、数年前から扱ってくれてるので、冬には購入しています。
寒い夜にはグリューワインいいですよねー^^
2006/11/13 (月) 08:21:12 | URL | Water Dragon #-[ 編集]

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