

この日、飲んだのは、島根県・石見麦酒の「松江いちじくビール」。「島根県産麦芽に松江市産イチジクを加えたホワイトビール」だそうです。これを作っている石見麦種は、島根県の西の方で、松江市からかなり離れた江津市のブルワリーなのですが、松江市にある島根ビール(ビアへるん)は、生産規模的に、なかなかこういう小規模ロットのOEMには対応しにくいのでしょうね。おそらく、その辺の事情で、石見麦酒が作っているのだと思います。ちなみに、ホワイトビールと書いてありますが、飲んだ感じ、ベースはヴァイツェンに近いような印象でした(後述)。
ちなみに、この日のビールタイムのBGMは、Platina Jazz「Merry-Go-Round of Life」(From Howl's Moving Castle)。
グラスに注ぐと、色はかなり濁ってるというか白濁した、ほんのわずかに赤みがかった、くすんだ暗いカスタードを思わせる色です。アロマは、ベースにヴァイツェン的なクローブっぽい香りがあります。その上に、わずかに果実感、おそらく、いちじく由来なんだろうなと思わせる香りを感じます。
飲むと、炭酸刺激は細やかでしっかり。ボディは、ややしっかりめのライトかな。アロマの印象と同じく、飲んだ感想は、やはりベースはヴァイツェンといった感じで、その上に、ほのかに果実感、いちじくらしきフレーバーを感じます。苦味はそれほど強くはないのですが、気持ち強めかなと言ったところ。もしかしたら、ホップ由来の苦味だけではないのかもしれません。
もしかしたら、瓶詰めされてから早い段階で飲めば、もっといちじくの印象が強いのかもしれませんが、個人的に、そもそも普段からあまりいちじくを食べない私にとっては、それほどグッとくるものはなかったです。ごめんなさい。
しかし、石見麦酒は、比較的近年に設立されたブルワリーなのに、どの商品を飲んでも、“特色ある副原料”を使いまくりで、かなり攻めたビールが多い印象ですね。(今回の「松江いちじくビール」は、販売者の(合)大根島研究所との企画のため、いちじくが使用されてるのだと思いますが)ベーシックなスタイルも飲んでみたいんだけどなぁ。。
「松江いちじくビール」
◯原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、いちじく、オーツ麦、ビーツ、ホップ
◯アルコール分:5.0%
◯麦芽使用率:50%以上
◯内容量:330ml
◯販売者:合同会社 大根島研究所
◯製造者:株式会社石見麦酒(島根県)
(http://www.iwami-bakushu.com/)
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