

9月21日(金)の日記 (2012)
この日の夜に飲んだのは、ベルギーの「Reinaert Grand Cru」(レイナール・グランクリュ)。グラスに注ぐと、色は濁りのある暗めのブラウンです。
アロマは、「主に」フルーティーかつ甘さを予感させる香り…。飲むと、フルーティーなフレーバーとしっかりとした甘味…。そして、のど越しには少しの苦味を感じ、後口には微妙な酸味と独特の香りというか味…。…なんというか鉄分のような味というか…。これが通常なのか、品傷みしてるのかどうかわからないのですが、後口に残る酸味がちょっと…。これはちょっと普通の状態ではないのかもしれません…。かなり残念…。
久々のまずいビールだなぁと思って、なにげにグラスに注いだ後の瓶を振ると、「カラカラ」という音がするのに気づきました。どうやら澱か何かが固まっているのかも。なんとなく異常な気もしたので、瓶内をすすいでみたところ、瓶の中に何かあるのがわかりました。それは…。ビールの「王冠」でした。それも「Reinaert Grand Cru」とは別の銘柄の王冠で、グニャリと潰れた状態になっていました。出そうと思っても、中でひっかかってしまい、出てきません。
こういう瓶は、回収され、洗浄などを経てリサイクルされ、またビールが充填されて出荷されるので、おそらく、洗浄後のチェック漏れが原因だと思われます。きっと、ベルギーのパブかどこかで、マッチョな兄ちゃんが酔っぱらって、「オレは力もちだぜ、王冠だってぺしゃんこだぜぇ」とか言いながら王冠を潰し、空いた瓶に押し込んでしまったのでしょう。それがそのままになってしまったのかと。
このビールの本来の味がわからなかったのはかなり残念でしたが、別の意味でかなり貴重な経験をさせていただきました。全く違った意味で「おいしい」1本だったかもw
(まあ、実際にはかなり残念でしたけどね)
「Reinaert Grand Cru」(レイナール・グランクリュ)
○アルコール分:9.5%
○内容量:330ml
○原産国:ベルギー
○製造者:DE "PROEF"BROUWERIJ
スポンサーサイト

| ホーム |