

この日飲んだのは、神奈川県・サンクトガーレン「BROWN PORTER」。かなり久しぶりに飲みました。
グラスに注ぐと、色は結構黒っぽい暗褐色。アロマは、濃色モルトによる、香ばしく少しほろ苦い印象の香りです。
飲むと、飲み口はまったりとしていて、ボディは軽めのミドルレベルくらい。香ばしいモルトのフレーバーと甘味を感じ、後からついてくる感じで苦味を少し感じます。
ガツンとくるのも悪くはないですが、個人的には、こういうじっくりのんびり飲める感じのビールが好きです。
「BROWN PORTER」
○原材料:麦芽、ホップ(チノック、ウィラメット)
○アルコール分:5.5%
◯IBU:20
○内容量:330ml
○製造者:サンクトガーレン有限会社
(https://www.sanktgallenbrewery.com/)
スポンサーサイト



この日、飲んだのは、ドイツ・König-Brauerei「König Pilsener」。
グラスに注ぐと、色は透明なゴールド。アロマはふんわりと軽く、シリアルっぽいホップの香りを感じますが、残念なことに、わずかに日光臭が感じられます。製造されたビールそのものに問題があるのではなく、流通に問題があったということです。
(※日光臭=ビールが光にさらされることによって、ホップの樹脂分が分解されて生じるオフフレーバー=異臭)
飲むと、飲み口はスムースで、ボディはライト。ホップのフレーバーは感じられつつ、モルトの軽いコクと、軽くしっかりとしたホップの苦味を感じます。
日光臭も感じられるし、何と言うか、美味しくないですね。日光臭のせいで、頭が最初から「美味しくない」と、信号を出してしまいます。そのせいか、苦味の余韻も、多少ダラっとした感じに思えてしまいます。残念。
「König Pilsener」
○原材料:麦芽、ホップ
○アルコール分:4.9%
○内容量:330ml
○原産国:ドイツ
○輸入者:株式会社池光エンタープライズ
(http://www.ikemitsu.co.jp/)
○製造者:König-Brauerei
(https://www.koenig.de/)



この日、飲んだのは、ベルギー・Liefmansの「FRUITESSE」。Liefmansお得意の、フルーツ果汁を使ったいわゆるデザートビール的なものです。LiefmansのWebサイトによると、なんかオシャレにリラックスして楽しむビールみたいな感じの書き方がしてありました(かなり適当な和訳)。
輸入元の小西酒造によるラベルには、3〜5℃くらいにしっかり冷やして飲むようオススメされてましたが、製造元のLiefmansによると、氷を入れて「ON THE ROCKS」で飲むよう推奨されてるようです。
まずは普通にグラスに注ぐと、色は透明感はある濃い赤紫色。アロマは、ブルーベリーなどのベリー系フルーツやさくらんぼの強い個性的な香りを感じます。
飲むと、甘いけど思ったよりは甘ったるくはなく、想像通りベリー系などのフルーツのフレーバーをしっかりと感じ、後から少し酸味が来る感じです。
普通に少し飲んだ後、Liefmansが推奨するようにオンザロックで飲んでみました。フルーツ系のカクテル、クランベリージュースの炭酸割りといった雰囲気。なんと言うか、普通に美味しい。ビールの美味しさとはまた違うやつです。ほぼサングリアみたいな印象でした。
まあ、Liefmansのビールはこういうタイプが多いので特に驚きはないですが(笑)
「Liefmans FRUITESSE -ON THE ROCKS-」
○原材料:麦芽(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、糖類、さくらんぼ、フルーツジュース(ストロベリー、ラズベリー、チェリー、ブルーベリー、エルダーベリー)、香料、甘味料(アセスルファムK)
○アルコール分:3.8%
○内容量:250ml
○原産国:ベルギー
○輸入者:小西酒造株式会社
(http://www.liefmans.jp)
(http://www.konishi.co.jp/sm/)
○製造者:Brouwerij Liefmans
(http://www.liefmans.be)



これまたかなり前、昨年夏頃に飲んだビールです。UP忘れてましたが、せっかく感想書いてたので今回UPしました。飲んだビールは、サッポロ「ビアサプライズ 至福の香り」。サッポロビールとファミリーマートのコラボ商品で、ビアサプライズシリーズ第8弾。
缶には「2種のホップ 織りなす香り」と書かれていて、シトラホップとモザイクホップが一部使用されているそうです。
グラスに注ぐと、色は透明なゴールド。アロマは、澄んだ印象の清涼感のあるホップの香り。わずかに穀物っぽいような印象もあります。
飲むと、飲み口はスムースで、ボディはライト。思ったよりもホップのフレーバーはおとなしめですが、苦味はかなり強く、口に入れるとすぐに強い苦味を感じます。モルトのコクは感じられますが、それほど甘いという印象はありません。というより、ホップの苦味がかなり強いです。余韻もずっと苦い。
「2種のフレーバーホップが織りなす香りと爽やかな苦み」がウリの商品ですが、まあ、ホップの香りは全体的におとなしく、ホップキャラクターが前面に出ているという印象ではないですね。苦味はかなり強いので、IBUの数値(非公開)はかなり高いのでは?
まあ、シトラホップ、モザイクホップを使ったとアピールしてても、あくまでも「一部使用」ですから、世の中のクラフトビール的なものを期待するべき商品ではないですね。
まあ、ビールそのものとしては“ビールらしい”(おそらく)ピルスナーで、キライではないのですが…。日本国内の一般消費者向けにはいいのでしょうが、海外で多様なビールに親しんでる人たちや、国内外のクラフトビール界隈の人たちから見ると、「何がサプライズなの?」と思われる商品シリーズ名かもね。“サプライズ”は違うなぁ…。
「ビアサプライズ 至福の香り」
○原材料:麦芽、ホップ
○アルコール分:5%
◯栄養成分表示(100ml当たり):エネルギー40kcal, たんぱく質0.5g, 脂質0g, 炭水化物2.8g, 糖質2.7g, 食物繊維0-0.2g, 食塩相当量0mg
○内容量:350ml
○製造者:サッポロビール株式会社
(https://www.sapporobeer.jp/)



かなり前に飲んだビールですが、この日、飲んだのは、ドイツ・INSEL-BRAUEREIの「BALTIC ALE BELGIAN STYLE PALE STRONG ALE」。ボトルコンディション(瓶内熟成)ビールです。どうでもいいけど、bottleconditionって、ドイツ語でFl aschenreifungっていうんですね。知らんかった。
グラスに注ぐと、色は少し濁った、わずかに澱も見られる、やや黄色っぽい褐色。アロマは、少し爽やかなハーブを思わせる香り。原材料の小麦とベルジャン酵母の香りが合わさった香りでしょうか。わずかに高いアルコール分も、香りから感じられます。
飲むと、炭酸刺激は細やかで、ボディはややしっかりめのライト。わずかに酸味っぽい味も感じられつつ、意外に軽快な印象の、そこそこしっかりとした苦味を感じます。
フレーバーは、ホップの印象もなくはありませんが、全般的にベルジャン酵母による独特の香りが感じられます。アルコール分は7.5%と高めですが、飲んでいると、意外にそこまでアルコール感は感じられません。飲み応えがないわけではないのですが、意外に軽く感じます。とはいえ、飲んでいくとだんだんとアルコールをしっかりと感じるようになってきます。
ベルジャンスタイルペールストロングエールというスタイルのようですが、確かに色合いは明るめのペールエールぐらいの色で、ベルジャンストロングエール的な酵母の香りが感じられます。色んな要素を取り入れたビールのような気もしますが、“いかにも”なベルジャンスタイルになっていないのは、一応はドイツビールだからでしょうか。
面白いビールではありますね。とてもじゃないけど、ドイツのビールだとは思えませんが(笑)
「BALTIC ALE BELGIAN STYLE PALE STRONG ALE」
○原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ブドウ糖、ホップ、酵母
○アルコール分:7.5%
○内容量:330ml
○原産国:ドイツ
○輸入者:株式会社廣島
(http://www.worldbeer.co.jp/)
○製造者:INSEL-BRAUEREI
(http://www.insel-brauerei.de)

| ホーム |