Water Dragon's Diary II
のんきに生きるWater Dragonの、食とビールと日々の生活と、ちょっぴりの幸せを書き綴る写真日記です (since 2005,7,31 これ以前は前身web日記からの移植です)
古代エジプトの香りを今に! エンマー小麦使用「ホワイトナイル」(WHITE NILE)
9月7日(金)の日記
 台風は過ぎたものの、空はあやしく曇り、それでいて結構蒸し暑かったこの日。週末の夜のビールは、数日前に通信販売を申し込み、その翌日(早!)に届いたビールのうちの1本、京都は黄桜酒造の「ホワイトナイル」でした。
 黄桜酒造は、あの「カッパッパールンパッパ♪」の黄桜です。黄桜がビールってのも珍しいですが、今回通販で買ったビールそのものが、ある意味とても特殊なものなので、まずはそのご説明を。


 2006年の4月から、早稲田大学(以下「早大」)と京都大学(以下「京大」)の連携協定の一環として、古代エジプトビール「ホワイトナイル」が両大学の生協などで販売されていました。もともと、吉村作治教授(早稲田大学客員教授)が、2002〜2004年にキリンビールと共同で古代エジプトビールの復元に取り組んだ際に、京大が古代種の麦である「エンマー小麦」を材料として提供したのが縁で、両大学の連携が実現したそうです(京大の栽培植物起源学研究室には世界規模の遺伝子バンクがあるそうです)。

 「ホワイトナイル」を実際に製造しているのは、既に書きましたが京都の黄桜酒造。ただ、昨年時点では、基本レシピは復元時のものでも、実際の材料に必要なエンマー小麦がまとまった量、収穫できていなかったため、比較的近縁種のデュラム系小麦を麦芽・小麦総量の約20%程度使用していたとのことです。それが今年、黄桜酒造の契約農場で、ようやくエンマー小麦が収穫されたとの事で、8月中旬頃から、ようやく「デュラム小麦入り」ではなく、「エンマー小麦入りホワイトナイル」が発売されました。で、私はそれを通信販売で購入したわけです。

 実は、2002年、2003年に(吉村教授と共に)キリンが復元した古代エジプトビールは、古王朝のビール、新王朝のビールの2種類ありましたが、これらはいずれも現代のビールとは異質なもので、ヨーグルトに近い様などろりとした代物だったそうです(キリン担当者談)。さすがに、こんなのを発売しても商業的には成功しないでしょうが、黄桜の「ホワイトナイル」のコンセプトは「古代種小麦を使用した美味な現代ビール」だそうなので、ある意味一安心w(学術的にはリアル復刻版にも興味が…)
 商品コンセプトにあるように、あくまでも「古代種小麦を使用した美味な現代ビール」ですから、決して古代エジプトビールの復元ではありません(一部の新聞社のWeb版で等では、古代ビールの復刻版と書かれていますが、正しくありませんね。)そこら辺をふまえた上で、この試験的発想のビールを楽しむ必要はあります。


 さて、いよいよ実際に栓を開け、グラスに注ぎます。色は、ほんの僅かに濁りのあるアンバー。口に含むと、最初にまず独特の酸味(ランビックほどではありません)が感じられました。小麦とはいっても、普通の小麦ではなくエンマー小麦なせいか、小麦に特有のエステル香(バナナ香)的なものはほとんど感じられません。アルコール分は5%ですが、多少のアルコール香的なものは感じます。
 で、さらにググっと飲んでみると、意外にもすんごいスッキリ。ある意味、水っぽいとも言えるくらいに軽いのですが、意外にも、喉越し辺りで、結構な麦の香りを感じます。この麦の香りが、エンマー小麦なのでしょうか。改めて、スーっと口腔内の香りを確かめても、やはり麦の香りですね。決してコクがあるタイプのビールではないのですが、麦の香りがいっぱいで、酸味があってスッキリ飲めるビールになってますね。暑いときにグーっとイケる感じの、普通に美味しいビールかもw

 実はホワイトナイルの他に、「ブルーナイル」という商品も併せて取り寄せたのですが、そちらはまた後日のお楽しみに♪

「ホワイトナイル」(WHITE NILE)
○原材料:麦芽、ホップ、エンマー小麦
○アルコール分:5%
○内容量:330ml
○製造者:黄桜株式会社
http://www.kizakura.co.jp/

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